2018-05-05 わすれな草 子供の頃 春になると小川の辺りに咲く わすれな草 を摘みに行き そのまま一日 友と 野原で遊んでいた 今はすっかり見かけなくなってしまったけれど 久しぶりに出会った花の 目の覚めるような爽やかな水色は今も変わらない 小さな水色の群れ 見る度に思い出の中に引き込まれてしまう この花のもつ懐かしさは 河原での子供の遊びに繋がるからだろうか 水の流れ 草の匂い 田で働く人々 膝小僧の擦り傷まで この花と共にある 小さな花のひとつひとつに 小さな思い出が連なって 忘れられない 水色 わすれな草