miz-iro

あかね雲の町

わすれな草

 

子供の頃

春になると小川の辺りに咲く わすれな草 を摘みに行き

そのまま一日 友と 野原で遊んでいた

 

今はすっかり見かけなくなってしまったけれど

久しぶりに出会った花の

目の覚めるような爽やかな水色は今も変わらない

 

小さな水色の群れ

見る度に思い出の中に引き込まれてしまう

 

 

 

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この花のもつ懐かしさは

河原での子供の遊びに繋がるからだろうか

 

 

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水の流れ

草の匂い

田で働く人々

膝小僧の擦り傷まで

この花と共にある

 

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 小さな花のひとつひとつに

小さな思い出が連なって

 

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忘れられない 水色 わすれな草