miz-iro

あかね雲の町

足元に光る

 

 

この時期になると

光が集まっているかの様に咲いている花に

ふと足が止まります

コモチマンネングサ

地面に集まって咲く小さな花

葉も花も瑞々しい色をしています

 

 

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先へ先へと花を付けどんどん広がって

黄色の光の塊になっていきます

 

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とても丈夫な植物で寒さにも強い

ずっと咲き続ける花はいつも新鮮に感じる

 

 

 

白アヤメ

ようやく咲き始めました

アヤメ

だと思いますが、、

昔から庭に咲いているのに確認できない

 

葉も花もひたすら上を差して、、

 

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アヤメって水辺の花のイメージですが

これは砂地の水はけの良いところにあります

 

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花弁の元にある網目模様が確認できないので

アヤメに限りなく近いけれど毎年確定できないでいる

 

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今年も確認できないまま終わりそう

だけど株はまた一回り大きくなって

しっかりと存在感を示している

 

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アマドコロ

 

葉も花も美しく清楚な立ち姿

葉は上向きに花は下向きに

雨をしっかりと根元に集めるが

花にはあまりかからない様にの配慮が伺える

 

 

 

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光を透かせる葉の縦縞

 

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花も白く光を透かして

庭の隅に柔らかい明かりを灯している様に

 

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花の中は見えません

ちょっと神秘的

 

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アマドコロは山菜として食されるらしいが

庭に数本しかないのでいまだに食べたことはない

茹でて甘く 揚げてほろ苦く 美味しい山菜であるという

根は滋養強壮として薬用にもなる様である

 

 

玉シャジン

 

遠目に見ると鄙びた小さな花ですが

 

 

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近づく程に不思議な形

 

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なんとも言えない形

 

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開いてくると更にすごいことに

 

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怪しく光っています

 

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何がどうなっているのやら

 

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 ...

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ヒメウツギ

 

庭の隅になんとも清楚な空間を作り出す白い花

鮮やかなツツジの花に彩られる庭にあって

うつむき加減に静かに咲いている

葉の若緑が白い花を浮き立たせて

上品な模様を描き出す

 

 

 

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5弁の花びらと薄い黄色の雄蕊との色合いは控えめな淡色

 

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雨の日には雨粒の様な蕾が

しっとりとしな垂れる

 

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晴れの日にはちょっと上を向く事も、、

 

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わすれな草

 

子供の頃

春になると小川の辺りに咲く わすれな草 を摘みに行き

そのまま一日 友と 野原で遊んでいた

 

今はすっかり見かけなくなってしまったけれど

久しぶりに出会った花の

目の覚めるような爽やかな水色は今も変わらない

 

小さな水色の群れ

見る度に思い出の中に引き込まれてしまう

 

 

 

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この花のもつ懐かしさは

河原での子供の遊びに繋がるからだろうか

 

 

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水の流れ

草の匂い

田で働く人々

膝小僧の擦り傷まで

この花と共にある

 

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 小さな花のひとつひとつに

小さな思い出が連なって

 

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忘れられない 水色 わすれな草

 

 

 

 

山吹

 

 

山吹といえば

七重八重..の和歌はあまりにも有名ですね

山吹の花を見る度にまず思い出すのがこの歌です

 

そして草なのか木なのか

どちらともいえない姿と印象的な山吹色

ヒュンと伸びた茎に点々と付く

黄緑の葉と山吹色の花のいかにも明るい様子は

この歌のイメージとは少し違います

 

ちょうど満開を迎えている山吹の花

日当たりの良い斜面には一面に咲いています

 

 

朝まだ早き林中

 

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山吹の道

 

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弓形に弧を描いて

沢山の花をつけています

 

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膨らみ始めた頃の花芽は

まるでダンスを踊っているよう

  

 

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そして開花

 

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 昼間の陽を集め明るく輝く山吹色

 

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桜が散り山吹の咲くこの時期は

山村生活の全てが動き始める時

果樹園に高原野菜の畑にそして水田に

人々が出て行く時

庭や道端や畔に小さな花たちが

一斉に咲き始めるとき

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